在職中より、実際の勤務と給与に契約時との相違（勤務時間の相違、休暇及び休日日数の相違、残業代を含む手当の未払い）を認めておりましたが、 そもそも今回このように徹底的に争う構えに至ったのは、著しく不当な扱いにより、形式上の自己都合退職に追いやられた先輩、志操氏からの相談を受けたことがきっかけでした。 （これについては、志操氏が原告を務める訴訟で事実が明らかにされることでしょう）

　幸いにも、この志操氏は、尋常ならざる行動力の持ち主でしたので、未払い賃金の支払いと、労働条件改善の期待を託し、対策を講じることにしました。
　同氏は即座に問題の追及を始めたのですが、会社側の不誠実な対応は私の想像を超えるもので、
10回以上にわたる交渉は平行線を辿り、ついには総務部主任より「法律を知らなくてもできる仕事だと思っている」という言葉を聞かされるに至り、指導的立場にあるはずの役職者の問題意識の低さに落胆し、
この様な法令遵守のあからさまな放棄を知り、私自身も退職と徹底抗戦を決意しました。

　これは、私と株式会社 丸得システム・プランニングとの未払い賃金を巡る争いの記録です。

　ここに記載された情報は、全て私の実体験に基づいて構成されています。請求に関して、素人の私なりに無駄を省き最良の手順をとっているつもりですが、誰にでも実行できるものや、在籍中でも実行できる
方法ばかりではありません。　マトモな会社であれば、従業員への対応も整備されているはずですから、まずは電話で交渉するのも良いでしょう。（ウチの会社もそうあってくれていれば…）

　当サイトをご覧になられた皆様が、労働者にとって最も身近な債権である賃金を自らの手で守り、
使用者の不正な搾取に対して泣き寝入りせず、堂々と声をあげていくきっかけになれればと思います。

平成16年12月22日　実録！未払賃金請求訴訟　原告